へムスロイド終えて

●初日6時30分頃の正面入り口

 

前日会場設置の手伝いをして昨年と同じ場所にテントを張ることが出来ました。今回は表方のみの出店、裏方はのんびり出店準備の様子、人気のエリア、丈夫なテントを見て回りまし、そしてテント張りの臨時ボランティ活動をしました。

 

●初日朝6時45分頃の出店の様子

 

昨日の暖かさは打って変わり冬の様な寒さに震え上がり、陣中見舞いに来てくれた娘夫婦の上着を借り乗り切りました。木の間にテントを張り日陰のところの作家さんは冬の名残のカイロを背中に付け寝袋を膝に掛けてのオープンになりました。

裏方は、寒さに耐えきれずガラス工房に暖を取りに逃げ込みその工房の作家さんのお話を伺うと、同じ岐阜県しかも自宅から30分位と聞き話が盛り上がりました。作家さんの奥さんが二人の岐阜弁の会話にひどいのか、珍しいのか分からないけど笑いをこらえて見えました。

 

夕方の懇親会のメニューはカレー、焼きそば、サラダ、そしてビール、ワイン、ジュースと腹一杯お腹いっぱい頂きました。以前から興味がある作品を制作して見える若い作家さんの話を伺い、その行動力の強さと明かるい人柄が魅力的で今後の活動が楽しみです。

また、前席の木工作家とお話が出来、翌日ブース見学に行ってきました。興味惹かれる名古屋で開催される“木の家具40人展2018”に出店されるとか!

これは、見逃せない!

 

●二日目の朝8時30分頃の様子

 

初日とは違い日が射す暖かなスタートになり、コンビニで買い物をしたら缶チューハイとパック紅茶が当たりこれが幸先いい知らせになりました。補足この景品が1等か2等か3等か分かりません。

早朝より沢山のお客さんに恵まれ、裏方は二日間へムス村の工房とブース巡りで新鮮な作品と出会うことができました。

その一人が関東から6時間かけて見えた陶芸作家さんのブラウスが皿の絵柄と同じで、そのさわやかさに目を奪われました。陶器から布へ素材の違いでさらにイキイキしてくる絵柄、ブルー1色の濃淡で表現され植物、鳥などランダムにレイアウトしてあり柄と柄の空間が風が吹き抜けるような心地よさがあり緑の五月によく似合いました。

 

よく整理されたへムスロイドの各工房は、いつも使われている道具が等間隔に並び静かな音楽を奏でる様なようすでお客様を待っていました。もちろん主役の作品は少し緊張気味でしたが、触れると優しい感触が伝わってきました。

 

木工工房の中にあるショールームの床はキッチリと張られた厚みある板から伝わる感覚は、芝生を歩くような優しい感覚とつなぎ目が真直ぐに伸び、そのラインが際立ち清涼感がありました。キッチンスペースの丸いテーブルの上に静かに置いてある茅色(かやいろ)と檳榔子黒(びんろうじぐろ)の高さ3センチぐらいスマホサイズの箱の表情がとても凛として、蓋の境目が木目と一体化し一枚の板で出来ているよう錯覚を誘い、蓋の開け閉めは小さな圧力がかかり気密性の高さがあり驚き感じると同時に作家さんの技術の確かさが伝わってきました。

茅色(かやいろ)の箱は素材の色、檳榔子黒(びんろうじぐろ)の箱は柿渋と媒染液に鉄を利用し塗装した物、箱の表面は木の目の凹凸がさらに強く表現され滑り止めの役目をしているようでした。今回はまだ展示されていな、お寺の古材を使った大切なお宝があるとか、いつの日かこのお宝にも触れたいと思います。さらに、椅子の肘掛けをテーブルに掛けることが出来、軽やかに振り子のように揺れる椅子の遊び心に仕事の対する姿勢が伺われる出会いになりました。いろいろな人との話、真直ぐで健康的な作品に出合えた最良の二日間になりました

 

遠くから応援に来てくれた作家さん、お買い上げ頂きましたお客様ありがとうございまた。関係者の皆さん3日間お世話になり、ありがとうございました。

また、来年も参加できるよう一日一日を大事にしたいと痛感しました。